敷居が高いと思われがちな「万年筆」にも、しっかりと“初心者用”と呼ばれるものが存在します。
長らく遠ざかっていた“書く”という行為と改めて向き合う、というような人は、初心に帰る意味でもこういった万年筆からはじめてみる、というのも良いかもしれません。
鉄ペン(スチールペン)
ボールペンに慣れてしまっている人や、筆圧が強い人などにおすすめな万年筆が「鉄ペン(スチールペン)」と呼ばれる万年筆です。
鉄ペンとは、通常の万年筆のように「金」ではなく「鉄」でペン先が作られた万年筆のことを指します。
柔らか過ぎず適度な硬さを持つペン先は、筆圧が強い人が万年筆に慣れていくための入門用として最適で、値段も比較的手ごろなものがそろっています。
長く一つの万年筆を愛用したい、というのであれば、やはり14金以上のペン先を持つ「金ペン」を選ぶべきだと思いますが、はじめから気張らずとも良いとも思います。
万年筆に興味がある人は、まず鉄ペンから始めて、徐々に筆圧を落としてから本格的な金ペンに移行するというのも賢いやり方なのかもしれませんね。
ペリカーノ・ジュニア
ドイツの子供達は、ペンの持ち方・書き方を習う時に「万年筆」を使うそうです。
そんな子供用の万年筆としてペリカン社が開発したのが、「ペリカーノ・ジュニア」と呼ばれる万年筆です。
しかし、子供用と侮るなかれ。鉄ペンとは思えない柔らかな書き心地は、金ペンを使い慣れている人も納得の完成度を誇っています。
また、正しいペンの持ち方を習うためのものというだけあって、非常に持ちやすく使いやすいグリップになっています。
『嗜好品』としての魅力にはいささか欠けるかもしれませんが、価格も1,200円程度と非常に手ごろなので、既に万年筆を持っている人がTPOで使い分けるための予備用として購入するのにも最適だと思います。
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